動物関連のボランティアをする際の心構え


犬や猫のシェルターでボランティアをしたい人も多いでしょう。シェルターでの主な活動内容は、犬舎や猫舎の掃除、犬の散歩、猫の爪切り、シャンプー、トリミング、ブラッシング、給餌のサポート、洗濯などです。犬や猫の世話は予想以上に大変です。犬や猫がかわいから、好きだからという理由だけでは務まらないでしょう。私水田昌宏が衝撃を受けたのは、犬舎や猫舎の掃除だけでも、フンや尿のニオイが強烈だったことです。嘔吐してしまう動物もいます。そういったものをきれいにしていくのは、部屋の掃除とは比べものにならないほど、大変なことでもあります。

また、動物によっては人間に慣れていない、体験上人間を怖がってしまうケースも少なくありません。そういった動物に接していくのは、やりがいを持つことができると同時に、気を長く持っていなければなりません。ことばをしゃべることができない動物に接するには、動物のことを理解する努力が必要です。動物はかわいいときだけではなく、時には凶暴になり、噛んだり、ひっかいたりすることもあります。何も知らずに接するよりは、動物の行動やしぐさなどについて学んでおくことも必要でしょう。

多くのシェルターでは、長くボランティアを続けている人を求めています。長く続けられれば、その分活動にも慣れてきますし、スムーズに作業ができるようになります。短期で挑戦してみたい場合は、短期募集をしているかどうかを確認してみるといいでしょう。

また、動物を助けたい、という思いはどのシェルターでも同じですが、ひとつ水田昌宏からのアドバイスとして、シェルターによって方針や方法などはそれぞれ異なることがあります。ボランティアをする場合は、どのような考えや理念を持ち、どういった活動をしているのかを確認し、自分に合ったシェルターを見つけることをおススメします。