ボランティアとしてしてはいけないことを改めて考える


高校生の頃からボランティア活動を始めた水田昌宏ですが、今になって思えば、最初は被災地の人たちに迷惑をかけていたのでは?「ありがとう」と言ってくれていたけれど、本当に役に立っていたのか?と疑問に思うこともあります。大学生になった今でも、本当に自分のしていることが役に立っているのか?被災地で発した言葉が、相手を傷つけていないか?など不安になることもあります。ここで、ボランティアとして、してはいけないことを、改めて振り返ってみようと思います。

一つは、現地での食事や宿泊場所を事前に確保しておくことです。避難所は被災者のもので、ボランティアのものではありません。現地のコンビニで水や食料を買うのもいけないことです。食料不足になっている状況下で作業をしに来ている自分が買い物をしたら、現地の人に迷惑をかけることになります。

服装の準備も必要です。現地に行けば何かしら用意があるだろう、などと考えてはいけません。被災地での主な活動は、住居の片づけや泥の除去、食事の世話、救援物資の配布などのお手伝いなどです。がれきや泥の中、作業をすることになるので、長そで、長ズボン、皮手袋、長靴もしくは安全靴、ヘルメットもしくは防止、ゴーグル、防塵マスクを用意します。ただし、被災地によって必要なものが変わることもあるので、現地の災害ボランティアセンターに確認をすることも大事です。

自分が体調を崩せば、作業ができなくなるだけではなく、他の人に迷惑をかけてしまいます。水分補給を心がけるほか、無理をしないことも大事です。水田昌宏も最初は一生懸命やらなければ、と思い無理をしてしまったこともあります。自分のできる範囲というものを理解しておくことも重要です。