被災直後ではない地域へのボランティアで思うこと

豪雨や地震などの被災地には、直後に行くことも多いです。やはり、被災した直後は、何から手をつけていいか分からない状態で、精神的にもショックを受けている状態です。家族を探している人も多く、自分だけではどうしていいか分からないという人たちも多いです。そのような中、地域ではボランティアを頼りにしてくれます。現地に行けは、やることは山のようにあります。1日中活動をしても、成果が見えてこないこともあるものです。

しかし、日にちが経てば作業が進み、徐々にボランティアの数も減っていきます。私水田昌宏も、もうここはこれくらいでいいのでは?と思ってしまうことがありました。しかし、初めて直後ではなく、1ヵ月以上経った場所に行ったときには、まだまだやることがある、と実感しました。そんな現状にもかかわらず、ボランティアの数は少なくなり、地域の人たちは困っているのが現状だったのです。

一緒に作業をする仲間の中には1ヵ月以上も経っているのだから、作業もそれほど大変ではないだと高をくくっていた人もいたようです。しかし、泥が固まり、作業はもっと大変になっている部分もあります。夏場だったこともあり、悪臭もあります。日にちが経ったからといって、地域の人たちの生活が元に戻ったわけではなく、精神的な疲労も蓄積され、それが体調不良につながっているという状況もあります。

被災地は直後だけではなく、日にちが経っていても作業は大変であること、そして、そのときに活動をしに行く際には、被災地がどうなっているのか情報を得るとともに、状況やその地域の人たちの気持ちを自分でも想定し、水田昌宏自身もボランティアをする者として、気持ちを引き締めて行くことが必要だと感じました。