いずれば紛争地のボランティアに

世界から戦争がなくなれば平和になるのに、と考えたことがある方は多いと思います。ニュースなどを見ていると軍事力の縮小や核兵器の廃絶といった話題もしばしば耳にしますが、軍事力や兵器云々の前に戦争を失くせばいいではないかと考える方もたくさんいます。しかし、これはなかなか難しいことだと思いますし、いろいろな国家、人種が一つの世界で暮らしているのですから争い事が完全になくなる世の中というのはそう簡単に実現できないと思います。

私はボランティア活動をしていますが、紛争地でのボランティア活動にも強い関心を抱いています。もちろん、今は大学生ですからそのような危険な地域に足を運ぶことはできませんが、いずれは世界でボランティア活動をしたいと考えています。そのために世界の紛争やこれまでに戦争の歴史などについてもいろいろ調べることが多いのですが、戦争という行為そのものを失くすというのはかなり難しいことだと考えています。戦争など起きないのが一番なんですけどね。

兵器や兵士を失くせば戦争がなくなる、という考え方も私から言わせると稚拙だと感じます。兵器や兵士を封印したところで争いの原因がなくなるわけではありませんし、また違った形の諍いに発展するだけでしょう。それに、兵士や兵器を封印するというのはそもそも現実的ではありませんし、世界中どこの国でも軍事力を完全に封印するという選択をすることはないと思います。では、どうすれば戦争がこの世からなくなるのかということですが、やはり一番大切なのはすべての国の人のことを理解することではないでしょうか。いろいろな考え方の人たちがいるわけですし、それを理解したうえですべての人々のことを思いやることができれば争いは少なくなるかもしれません。