報酬を受け取らないボランティアの意義

「お金ももらわないのに、なぜそんなことをするの?大変なのに…」と言われることもあります。
ボランティア活動は報酬がありません。
確かに、そう感じてしまう人も少なくないかもしれませんね。
なぜボランティアは報酬を求めないのか?というと、一つは、相手に迷惑をかけないためです。
震災で家や大事なものを失ってしまった人たちから、さらにお金をもらうのは気が引けますよね。

また、金銭が発生してしまうと、支払う方はそれに見合った活動や作業を求め、金銭を受け取る方は、相手の指示通りに動かなければならなくなります。
それでは本来のボランティアの大事なことである自主性や創造性といったものがなくなってしまいます。
そして、活動をすることでお金の代わりに、精神的な充実感や達成感、さまざまな思いを感じることができると水田昌宏は思います。
被災地での活動や、高齢者とのかかわりなど、さまざまな活動をしていく中で、自分がさまざまなことを感じていることが分かります。
何もせずに家にいたら、大学の仲間と遊び歩いているだけだったら、こんなさまざまな経験はできず、人とのかかわりの大切さや温かさを感じることもなかったでしょう。
それは、お金にはかえられない、自分の中で大切なものをもらっている、と思うのです。

私のしていることを、すべての人が理解してもらえているわけではありませんが、最初はまったく理解をしてもらえなかった人にも、少しずつですが「水田昌宏の活動」を認めてくれるようになりました。

それは私が継続しているからだと思います。

ただし、交通費などが負担になってしまう場合もあります。
負担を少しでも軽減するために現在では、団体の中には交通費などの実費を受け取るのはいいのでは?としているケースもあります。